- 世界中のパスポートデザイン一覧
- パスポートの種類・特徴
世界中のパスポートデザイン一覧
世界的な公的身分証を、見知らぬ外国人に「見せて!」と言われても、おいそれと渡さないのと同じでなかなか見る機会がありませんよね。
世界199カ国のパスポートデザイン(表紙)が確認出来る「Passport Index(パスポートインデックス)」が圧巻です↓
これを見ながら世界のパスポートランキングを見ると、より面白いです。
パスポートの種類・特徴
パスポートは大きく分けてたった4種類(4色)しか存在しませんが、規定ルールは無いため各国自由にカラーデザインしています。
パスポートはたった4種類(分類)だけ
青(紺色&水色含む)
ボゴシャンさん曰く青系は「新世界」の色だそうで、カリブ海の15各国がこの色を採用しています。
南米では南米南部共同市場(メルスコール)に参加している国々も青色で、ブランド力を作るための統一戦略といった見方もできます。そうだとした場合、太平洋側の国々はこれに対抗して赤系の色を採用しているのかもしれません。
アメリカ・カナダ・オーストラリアなども青系ですが、アメリカは、頻繁にパスポートデザインを変更しているため深い意味は無いとの見方です。
💡アジア圏で青系は少ないのですが、日本の一般旅券(5年)の紺色も青に含まれます。
赤(バーガンディ&えんじ色含む)
バーガンディなどと呼ばれるワイン色は、EU加盟国の標準色になっています。クロアチアを除くすべての国が赤系で、イギリスのエコノミスト紙はこの現象を「ブランド力の行使」と呼んでいます。
ボゴシャンさん曰く、トルコはエウ加盟を望んでいるためにバーガンディにしたとの見方です。
EU以外では、スイスが国旗色に合わせて静養しているほか、南米アンディス山脈沿いの太平洋側の国々も赤系を採用しています。
💡アジアの数カ国や、日本の一般旅券(10年)も赤に含まれます。
緑(黄緑色含む)
西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)が緑系を採用していますが、経済圏ではなくイスラム国に多い特徴です。
緑色はイスラム教に重要な色でムハンマド好きと考えられています。また、砂漠の多い中東では自然と生命の色として好まれるそうです。
💡日本の公用旅券(国会議員や青年海外協力隊など国の公務による渡航用)も緑に含まれます。
黒(茶色含む)
アフリカ数カ国・タジキスタン・ニュージーランドなど少数ですが黒系を採用しています。
ニュージーランドはナショナルカラーが黒&銀の2色で、パスポートカラー(表紙・文字)にも選んでいます。
なぜニュージーランド以外の国々も黒系を選んだのかというと
- 濃色になるほど公式なものだとの印象が強まる
- 文字や紋章とのコントラスト感が強まり見やすい
- 汚れが目立たない
それらを満たす究極の濃色が黒なので選ばれているのではないかとの見方です。
💡日本の外交旅券(皇族・内閣総理大臣・各官庁のトップなど)は茶色なので黒に含まれます。
この分類には例外もあります。
一時的に発行される緊急用パスポートの中にはピンク色や白色などを採用している国もあります。
ちなみに日本の緊急用パスポートは一般旅券扱いです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
ご覧下さりありがとうございました!
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