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カラマーゾフの兄弟が私にとって、とても大切な本である理由

(※一部プロモーションが含まれています)

あまりにスタンダードな作品で今更ですが、ロシアのまるで心理学者のような文学者

フョードル・ドストエフスキー最後の長編小説カラマーゾフの兄弟お好きですか??

 

きっとこの瞬間も、世界中のどこかで誰かの手に取られたり、魅力に引き込まれたり。。

愛読者は今後も増える一方なのかもしれませんね♪

目次

今回のテーマになった理由

引用:Amazon

この作品が大好きだから♪

と言うものすっごーくシンプルな理由でブログに書きたいと思いました。

 

既に非常に多くの方々によって作り上げられた、非常に優れた人物相関図やあらすじ、考察や書評などが溢れんばかりにあることもわかっています。

なぜならば。。私自身も何度もお世話になったからです笑

この場をお借りして、こんな私でも「なるほど☆そう言うことね」と思わず声に出してしまうほど

懇切丁寧で、それでいて非常にわかりやすく解説くださる内容を生み出してくださったことへの

感謝を勝手にお伝えしたいです。  どうもありがとうございました(≧∇≦)

今回、速攻で白旗を揚げたくなるような無理難題にチャレンジするよりも、

どうせなら私らしく楽しく書きたいな♪にウエイトを置いて、

初めて読んだ時のこと][再び読んだ理由][今後も読み続けたいと思う理由

だったりをお伝えさせていただけたらなと思い、書くことに決めました。

生まれて初めて読んだ時のこと

私が初めて読んだのは意外にも⁈かなり幼少期でした。

こんなにも稚拙さを露呈した駄文しか書けていないので、何だか気まずいですねf^_^;

 

どう考えても子供が習うはずもない膨大な難読難解の文字や文章の意味の量に絶句しながら、時にメソメソ泣きながらも健気に辞書を引き、一つ一つ一生懸命ノートに書き込んで覚えたりしながらの読書でした。

習い事やお手伝いだったりの合間のわずかな余暇の時間すべて費やしても全く進まずに、初めて読み終えるのに膨大な時間を要した事を覚えています。

読書と言うよりも最早、辞書で辞書を引くかの如くの作業にさえ思えました。。

幼かった私には辞書の一字一句を覚えるより難しく感じて泣いたり、人の怖さに目を閉じ耳を塞ぎたくなるような、恐ろしい記憶ばかりで達成感を味わえるものではなかったように記憶しています。

再び読んだ理由

大失恋で心身崩壊したからなのですf^_^;

それもまるで小説か何かの物語のような一撃必殺レベルの[嘘]と言う強烈なダメージを背中側から無数に受けまくり、一発も避けなかった私の心は危うく息を引き取ってしまうような見事な瀕死状態で、

自分が一体たいどこの誰かもわからず、落ち着いた今もこの時の私を一言でまとめられる自信がありません。

 

そんな中でも思考停止はできず考え事に明け暮れる日々に限界を感じ、生存本能なのか無性に救いを求めたくなり選んだのが、岩波文庫に比べ表紙も好みで訳の言葉の言い回しも好きな新潮文庫の上中下巻で、Amazonでまとめ買いしました。

実家にまだある、かつての愛読本ではなくわざわざ新調する事を選んだのはいつかの懐かしさをなぞりたい訳ではなく、二度と戻らない時間の整理整頓が目的だったからです。

さすがAmazonさん(ToT)/~~~注文からソッコーで手元に届けていただけ、それはそれは貪るように何かに取り憑かれたかの如く読み進め、寝食を忘れ猛スピードで読み終えた頃には気付きのごく小さなカケラを得られていました。

この時の一番の目的は証拠と真逆の言葉を真実だと、俺を疑うのかと主張する彼のために本来ありえない状況に気付きを求め、散々に大審問官を繰り広げた先のサクラダファミリア的な未完成の完成を受け入れた私の答え、それはどちらも真実だと。。

彼にサジを投げたからではありません。 ただ物事を突き詰めた先に見える真実なんて時に無力で、それに何がどうあれ私が彼を愛した時間はどんなに不幸でも幸せであったと、間違いなく呼べるのだからそんなに想わせてくれたくれた彼は何も間違ってないし悪くないし、すべて受け入れようと誓い、そうしたら自分の道も自ずと開けました。

私はきっともう誰も責めたくも否定したくもなくて、その為にありとあらゆる感情と理性と戦わせ、脳内に大審問官を繰り広げてサクラダファミリアを築くことで一旦自分自身を滅ぼし粉々にしたかったからなのかもしれません。

今後も読み続けたいと思う理由

本当に物事を突き詰めて考えれば、万物は不確かな物事こそが確かなことで然るべきで、不完全の完全と未完成の完成の愚かさと素晴らしさを受け入れる機会が与えられると思うからです。

 

いつかの私はどちらが正解か不正解とかどちらが善で悪でとか、疑うことなく物事に答えは一つしか存在しないと、非常に息苦しく窮屈な視野思考で白黒二択でしか判断しない、恐ろしくつまらなくて勿体無い人だった私がこの作品を通して得た一つの答えは、

ひどくあやふやで曖昧で且つ、寿限無のように終わりなきものこそ人で人生で

でした。 それをどう受け止めどう立ち向かいどうしたいかをそれぞれ考えるために生み出された作品なのではないかと。。

私なんかが言うまでもなく登場人物もストーリーも全てにおいて非常に興味深くて面白く魅力的な作品と言うだけでなく、それら全てに気付きや悟りを得てもなお生きたい愛したい幸福感に満たされたいと強く思える、これこそが究極の心理学者と呼ばれる所以なのかな?と勝手に作者を解釈しています。

それに。。人と人って言うひどく曖昧で矛盾だらけの人間同士が、それでも己や他者とわかり合いたいと望み相談し合い話し合い自発的な歩み寄りを止めず繰り返すから光となり道となり、それは非常に脆く儚くもただひたすらに尊く美しい

こう思い続ける情熱を持ち続けたいことこそが、今までに何度も読み終えてなお、これからも読み続けたいと思う一番の理由に思います。

最後に

そもそもが未完成の完成と呼べる作品で、どう読んでも面白いと個人的に思います。

 

挿絵すらなく文字がひたすらギーッシリ、そして文化の違いや時代背景も合わさってか独特な表現も少なくなく、一度読み終えただけでは把握も困難な内容に思います。

何より長文の3冊でやっと1/2の内容消化という、膨大な時間を要します。。。

ですが、この作品は全二部構成から成る内の一部のみが世に生み出され、その後の第二部は作者他界のため永久に世に出ることも本当の結末もしれない、そもそもがサクラダファミリアで永遠の未完成作品です。

それに私のような最悪のメンタルコンディションでなくてもストーリーとしてとても厚みがあり、本当にこの後に二部が待ち受けていたの⁈と言いたくなるほど読んだ後に不完全燃焼に陥ることもないのでは??と思います。

ただひたすらに乱長文でお恥ずかしいですが、この本の素晴らしさをシェアできたり何かしらで幸せのシェアに繋がっているならば嬉しく思います♪(´ε` )

以上! カラマーゾフの兄弟が私のとって大切な本である理由 でした!!!

ご覧下さりありがとうございました!

 

See you later!

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